適切なリスクのとり方

社会
適切なリスクのとり方

リスクゼロを信仰している人は少なくありませんが、何事においてもリスクをゼロにすることはできません。

リターンを得るためにはリスクを支払わなくてはならないということは当然ですし、言わば原理原則です。

そしてリスクゼロを求めることで、逆に様々なデメリットも生じます

「リスクゼロを求めるリスク」を参照してください。)

つまりリスクをゼロにすることができないのであれば、リスクを取るのか取らないのかと言った話は無意味です。

考えるべきはどのようにリスクを取るかということになります。

リスクゼロも不可能ですが、リスクを無駄にとりすぎてもいいことはありません。

適切なリスクのとり方を知る必要があるということですね。

多くの人が適切なリスクのとり方を理解していないからこそ、無駄に恐怖を感じてしまうのです。

では適切にリスクを取るために必要なことは何でしょうか。

それは

リスクを正しい知識や数字などのデータを基に考える

ということに尽きます。

リスクを正しい知識や数字などのデータを基に考える

thinking

リスクゼロを求める人は、そのリスクの大きさを正しく判断できていないことがほとんどです。

リスクを過大評価してしまっていたり、リターンを認識できていなかったり、そのリスクを避けようとすることで発生するデメリットを把握できていないのです。

その原因となるのは根拠のない恐怖です。

つまりはただの感情論ですね。

  • ・ただ何となく怖い
  • ・みんなが騒いでいるから怖い
  • ・よくわからないから怖い

これらは何の裏付けもありません。

しかしこのような恐怖は、人間が本能的に感じてしまうものでもあります。

このような「根拠のない恐怖」に対抗するには、「根拠のある事実」しかありません。

具体的には、正しい知識・数字を分析した客観的データなどがそれにあたります。

例えば投資で言えば

・投資は損しそうだから何となく怖い

・みんなが損したと言っているから怖い

・投資はよくわからないから怖い

といったような根拠のない感情的恐怖が起こるのは当然とも言えます。

しかしこれまでの歴史的事実として

・世界経済は人類の歴史においてこれまで成長し続けてきた

・今現在も世界はあらゆる面で良くなっている

・米国市場に長期積立投資を15年以上行うと、過去の歴史においてマイナスになったことはない

などの客観的なデータが存在します。

(他にも様々なデータはありますが、ここでは割愛します。)

これこそが根拠のある事実です。

ただしこれらのデータは、今後も必ず投資で利益を得られる保証ではないのも事実です。

「根拠のある事実」によってリスクがなくなるのではなく、正しくリスクを認識することで、正しく適切に恐れることが重要なのです。

そうすることによって、無駄にリスクを避けようとして発生するデメリットにも気づきやすくなり、リスクに対するリターンも得やすくなるはずです。

最終的にそのリスクを取ってリターンを目指すのかは、個人の考え方次第になります。

結果としての行動が人それぞれ異なるのは当然です。

しかしどのような行動をするかという判断をするためには、リスクを正しく把握する必要があります。

メディアなどの行っている大衆扇動による「根拠のない恐怖」に支配されるのではなく、客観的な事実を把握して、自分なりに分析して結論を出してみてください。

思考停止から脱却して、自分の頭で考えることこそ価値があるのです。